間取りの設計をしている際に考えるべきポイントの1つ、「上がり框(かまち)の形状をどうするか」です。
当時、施工業者に「上がり框を斜め框にするのはデメリットがあるのでやめた方がいいです」と言われましたが、ネットで情報を集めようにも斜め框に関する情報がなかった為、どんな形状にするかかなり悩みました。
色んな形の玄関框(玄関間取り)を提案し、結果、実際に斜め框が採用されることになりました。
その結果は、いかに・・・。
通常は水平に設計されていることが多いですが、本当にそれがベストかを今一度考えてみましょう。
KIRO-岐路-
玄関の框の形状(間取り)をどうする?水平?斜め框?
KIRO選択ポイント
- 戸建ての間取りを設計中。
- 玄関の空間を広くオシャレに見せたい。
- 框の幅を広くしたい。
- 土間にゆとりがあり、斜め框を設計することが可能。
選択
玄関は斜め框で決まり!
玄関框は斜め框がおすすめ!
1.家そのものがオシャレな印象に!
斜め框のメリットは、なんといってもオシャレなことです。
<実際の施工結果> 横や縦のラインは統一感があり安定しますが、横・縦だけで構成されたラインは面白みがありません。
視界に斜めのラインが一つでも含まれることで、空間そのものがオシャレな印象になります。
家に入ったとき、
「まずはじめに目に入るのが框」と言っても過言ではありません。
第一印象で受けたイメージが、家そのものの印象に繋がります。
2.奥行が出て玄関が広く見える!
斜め(縦方向)のラインが框に加わることで、視覚効果として奥行きが出ます。
<奥行き感>
上がり框(廊下)が広くなるか、土間が広くなるかは、実際にラインをどのように切るかで変わりますが、空間に奥行が出ることで、水平の框と比較して広さを感じるようになりました。
3.出入りするときに広々とする!
土間と接地する面が大きくなる為、出入りするときに広々とゆとりを持って玄関を使用することができます。
実際に、框を水平に設定していた当初の図面と、斜め框に変更した後の図面を比較してみましょう。
<当初の図面(水平框)> シューズクロークを設置したかった関係で、玄関が廊下に直で接する間取りになった為、框を水平にした当初設計の場合、
ゆとりを持って出入りできるのは一人ずつとなっていました。
玄関を広く設計していても、出入口が狭くなるとそこがボトルネックとなってしまい、玄関を広くした効果が半減されてしまいます。
続いて、斜め框に変更した図面(実際に施工した方)です。
<間取り変更後(斜め框)>
框を斜めにすることで、図の通り、2人が同時に出入りできるほどのゆとりが出来ました。
今回は鋭角(45度)な斜め框にした為、極端に効果的な例となっていますが、玄関の出入りに大きなゆとりが持てることは斜め框のメリットの一つです。
<廊下側から>
斜め框のデメリット
正直、特に無いと思っています。
斜め框をお願いしたときに業者に言われたのが、一点だけ、「タイルを斜めにすると割れやすくなる」(???)でした。
当時は「ふーん・・・まぁいっか!」と流したんですが、今改めて考えても意味が分かりませんし、途中から業者も何も言わなくなったので、単純に間取りを変えるのが嫌だったのかなという理解をしています。
【参考】新築設計時の重要チェックポイント一覧
【 一戸建て】画像付き!新築設計で後悔しない為の全30選チェックポイント!
結果
報告
ご覧の通り、めちゃくちゃオシャレな仕上がりとなり、一切の後悔なしです!
むしろ、あのまま疑問を持たずに水平の框の設計のまま進めていたらと思うと、ゾッとします。
実際に家が建ってからつくづく思いましたが、間取りの都合上、框を水平にしていたら、使いづらい結果となっていたと思います。
框を斜めにするには土間の広さやシューズクロークとの兼ね合いもありますが、可能であれば検討をぜひおすすめします!
以上
https://www.kirocloak.com/naname-kamachi/https://www.kirocloak.com/wp-content/uploads/2018/02/naname-kamachi_img003-1024x683.jpghttps://www.kirocloak.com/wp-content/uploads/2018/02/naname-kamachi_img003-150x150.jpgKIROcloak住宅購入マイホーム間取りの設計をしている際に考えるべきポイントの1つ、「上がり框(かまち)の形状をどうするか」です。
当時、施工業者に「上がり框を斜め框にするのはデメリットがあるのでやめた方がいいです」と言われましたが、ネットで情報を集めようにも斜め框に関する情報がなかった為、どんな形状にするかかなり悩みました。
色んな形の玄関框(玄関間取り)を提案し、結果、実際に斜め框が採用されることになりました。
その結果は、いかに・・・。
通常は水平に設計されていることが多いですが、本当にそれがベストかを今一度考えてみましょう。
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || <実際の施工結果>横や縦のラインは統一感があり安定しますが、横・縦だけで構成されたラインは面白みがありません。
視界に斜めのラインが一つでも含まれることで、空間そのものがオシャレな印象になります。家に入ったとき、「まずはじめに目に入るのが框」と言っても過言ではありません。
第一印象で受けたイメージが、家そのものの印象に繋がります。
2.奥行が出て玄関が広く見える!
斜め(縦方向)のラインが框に加わることで、視覚効果として奥行きが出ます。
<奥行き感>
上がり框(廊下)が広くなるか、土間が広くなるかは、実際にラインをどのように切るかで変わりますが、空間に奥行が出ることで、水平の框と比較して広さを感じるようになりました。
3.出入りするときに広々とする!
土間と接地する面が大きくなる為、出入りするときに広々とゆとりを持って玄関を使用することができます。
実際に、框を水平に設定していた当初の図面と、斜め框に変更した後の図面を比較してみましょう。
続いて、斜め框に変更した図面(実際に施工した方)です。
今回は鋭角(45度)な斜め框にした為、極端に効果的な例となっていますが、玄関の出入りに大きなゆとりが持てることは斜め框のメリットの一つです。
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斜め框のデメリット
正直、特に無いと思っています。
斜め框をお願いしたときに業者に言われたのが、一点だけ、「タイルを斜めにすると割れやすくなる」(???)でした。
当時は「ふーん・・・まぁいっか!」と流したんですが、今改めて考えても意味が分かりませんし、途中から業者も何も言わなくなったので、単純に間取りを変えるのが嫌だったのかなという理解をしています。
【参考】新築設計時の重要チェックポイント一覧
https://www.kirocloak.com/total_check-madori/
結果
報告
ご覧の通り、めちゃくちゃオシャレな仕上がりとなり、一切の後悔なしです!
むしろ、あのまま疑問を持たずに水平の框の設計のまま進めていたらと思うと、ゾッとします。
実際に家が建ってからつくづく思いましたが、間取りの都合上、框を水平にしていたら、使いづらい結果となっていたと思います。
框を斜めにするには土間の広さやシューズクロークとの兼ね合いもありますが、可能であれば検討をぜひおすすめします!
以上KIROcloak
laughtup@kmd.biglobe.ne.jpAdministratorKIROcloak-キロクロ