【後悔しない間取り】洗面脱衣所に収納棚用スペースを確保すべし!
洗面脱衣所の間取りについて、深く考えずに適当に決めてませんか?
その洗面脱衣所の間取り、完成したあとに後悔するかもしれません。
いま一度、設計書を見直し、以下の点に問題がないことを確認してみてください。
洗面脱衣所の設計に収納棚用スペースを考慮する?考慮しない?
KIRO選択ポイント
- 収納棚(バスタオル等を置く場所)を設置したい。
- 洗濯カゴを置きたい。
- 動きやすい(動線の邪魔にならない)洗面脱衣所にしたい。
収納棚用スペースを確保した間取りに変更!(動線を意識)
後悔しない間取り設計:洗面脱衣所
【当初】よくある間取りの落とし穴
次の間取りは、実際に当初提案されていた間取りです。
この洗面脱衣所の間取り設計は、基本的な間取りとしてよく見かける間取りです。
この間取りには、不都合が発生する可能性があります。
まず、動線について考えてみましょう。
①洗面脱衣所の動線を確認する。
②棚を置くスペースを確認する。
これらを置こうとした際に、スペース(収納棚、洗濯籠を置く場所)が必要になります。
では、その収納棚を置く場所を、先ほどの間取りで考えてみます。
図の通り、どの場所に収納棚用(洗濯カゴ用)のスペースを確保しようとしても、動線とバッティングしてしまいます。
つまり、動く度に「邪魔」な存在となり、非常に使いづらい洗面脱衣所になります。
【変更後】洗面脱衣所の間取り
上記の不都合を解消する為に再検討し変更した間取りが、以下の通りです。
今回の場合、周囲の間取りの状況(他に優先すべき間取り)を考慮して、あくまで現在の位置関係や形(正方形)を維持したまま、収納棚用のスペースを確保しました。
間取りを変則的に変更できる状況であれば、間取りに収納スペース用のくぼみなどを敢えて作り可動棚等を設置するのも良いと思います。また、脱衣所の入口の位置を変えるだけで動線の邪魔にならないスペースを確保できることもあります。
状況に応じて適切な間取り変更を実施し収納棚用スペースを確保しましょう。
変更点①:浴室ドアの位置を変更
浴室ドアを中央に300mmずらしたことで、動線そのものを中央にずらすと同時に、収納棚や洗濯籠を置くスペースを確保しました。
なお、浴室ドアをずらした分、洗面台の大きさ(奥行)に使える長さが短くなる為、洗面台の方が動線にバッティングしてしまわないことを念のため確認するようにしてください。
変更点②:浴槽の向きを変更
浴室ドアを中央にずらしたことで、当初の浴槽の向きでは浴室ドア(動線)にぶつかることになります。
その為、浴槽の位置を奥側に配置するように変更しました。
【完成】実際に出来上がった洗面脱衣所
上記の設計図をもとに実際に施工し、完成した洗面脱衣所がこちらです。
洗面脱衣所を利用する上で全く邪魔にならない位置に、収納棚用のスペース(洗濯カゴのスペース)を確保することができました。
現状このような感じで洗濯カゴを置いているだけですが、可動棚を設置することを検討中です。
・・・完璧!
余談:取っ手付きの洗面台がおすすめ!
完全に余談ですが、洗面台は取っ手付きが断然オススメです!
写真の通り、取っ手にタオルがかかるのは実際かなり便利です。
結果
文句なし!
デメリットを一つ挙げるとすれば、浴室ドアが中央に寄った分、浴室に入るときに多少の窮屈感があるところです。
ただ、それ以上に、洗面脱衣所の動線はバッチリなまま収納棚用(洗濯カゴ用)スペースを確保できていることの方がメリットとして大きいです。
我が家をもう一度設計し直すと機会があったとしても、ここは確実に今回と同じ設計を採用します。
洗面脱衣所の間取り設計については、収納棚用のスペースがあるかどうかを考えながら設計することをお勧めします!