【夫目線の感想】立ち会い出産を嫌がる夫に読んで欲しい!
初めての出産。
「立ち会って見てはいけないものを見てしまったら怖いな・・・」
「立ち会って邪魔にならないかな・・・」
妻として夫に立ち会って欲しい欲しくないという気持ちもあるでしょうし、妻の気持ちがまず大切なことではありますが、夫としても立ち会った方が良いのか立ち会わない方が良いのか悩むところが多いものです。
「出産に興味がない」とか、「出産立ち会いが面倒くさい」とか、そんな気持ちで立ち会いたくないということは一切ありません。
むしろ、初めての出産だからこそ、立ち会うことで妻の支えになりたいと考えています。
それでも、出産の大変さ、今後のことなど、妻のことを大切にしたいと考えれば考えるほど、夫として出産に立ち会うべきなのかどうかということが本当に悩ましくなるものです。
初めての出産。夫は立ち会う?立ち会わない?
KIRO選択ポイント
- 夫にとっても妻にとっても初めての出産。
- 出来れば妻の支えになりたい。
- 立ち会い出産をすることで邪魔になりたくない。
- 立ち会うことで見てはいけないものを見てしまいそうで怖い。
立ち会います!
※当初は立ち会わない予定でした。
旦那さんが出産に立ち会いたくない理由
旦那さんが出産に立ち会いたくない理由は人それぞれ色々あるかと思います。
1.見てはいけないものを見てしまいそうで怖い
立ち会い出産を躊躇う理由としては、実際のところはこれが一番多いのではないでしょうか。
「広い意味で、見てはいけないものを見てしまいそうで怖い。」
「その結果、自分自身が妻を女性として見れなくなってしまうのではないかという不安。」
ただその上でも、「血を見慣れていないというどうしようもない現実があること」や「激痛に苦しみ悶えるであろう妻の姿を初めて見ること」による、自分でも未知な感情が芽生える可能性に対する不安があるということをどうにかご理解いただきたいということで、夫側を擁護させていただきたく。
この件に関してなんですが、まず、夫の立ち位置に大前提があることをご存知でしょうか。
立ち会い出産では、夫の立ち位置は妻の頭側(上半身側)が原則です。
その為、何を恐れているかは人それぞれでしょうが、例えば、赤ちゃんが生まれ出て来る瞬間や、へその緒を切る瞬間などを見ることは普通ありません。
よほど変なことをしない限り、出産中に目に入るものは、妻の姿(顔)と、助産師さんの姿(顔)と、生まれた後の赤ちゃんの姿ぐらいです。
2.仕事が忙しい、他
仕事が忙しい等の、いわゆる「時間がない」というものです。
妊娠して、こうして出産という日を迎えられるということは、数々の奇跡によって訪れる瞬間です。
仕事を優先したいなんていう考えは血迷いすぎです。
そんな理由だけで立ち会いを断った日には、その日から夫婦関係終了しますよ。
初めての出産というのは、最初で最後に訪れる貴重な機会です。
安心してください。
あなたが居なくても、仕事なんかなるようにまわっていくものです。
これが理由で立ち会い出産を避けようとしているのであれば、意地でも時間を作ってください。
3.立ち会っても頼りにならない可能性がある。
妻が痛みに耐えて頑張っている横で、果たして自分に何ができるのだろうかと不安な方もいるでしょう。
安心してください。
ご想像通り、夫が居ても大して役に立ちません。笑。
本当に自分の無力さを痛感するだけです。
でも、それでいいんです。
この件に関しては、後述します。
立ち会い出産で邪魔な夫扱いされない方法
前述した通り、出産において夫の存在は無力に近いです。
でも、それは、あくまで、居ても大して出産の役に立てないというだけであって、居なくてもいいという話しではないです。
むしろ、居てくれることが支えになります。
要は、居てくれるだけで良いんです。
【立ち会い出産で夫がやるべきことの最重要ポイント】空気になる
繰り返します。
妻としては、居てくれるだけで支えになります。
やたら声を掛けたりするとウザがられます。
あとは必要に応じて、水分(ペットボトル)を渡したりするだけで十分です。
余計なことはせずに空気になろうと始めから決めて当日もそう振る舞いましたが、妻にとってもそれがすごく心地良かったみたいです。
夫目線での出産に立ち会って良かったこと
無事に生まれてきてくれたことへの感謝
以下、当時Facebookに夫が投稿した内容をそのまま引用します。
本当にそのまま転載するので内容がかなりリアルですが、立ち会ったことで、無事に生まれてきてくれたことへの感謝は計り知れないものになりました。
妻、陣痛につき入院連絡。
お泊りグッズ持って、病院に向かってます。
連絡を受けてからしばらく、テンパって部屋を無駄にウロウロ歩き回り、情緒不安定で涙を流す(笑)
無事に生まれますように。当時のFacebookより
色んな意味で、死ぬかと思った。
朝5時、3600グラム、女の子です。
妻、よく頑張った、マジで。
ほんっとよく頑張った。
立ち会って良かった。
我が家に天使が誕生した!
ハッピーバースデー!!!当時のFacebookより
たくさんのお祝いのお言葉、ありがとうございます。
のんびり返信します( ^ω^ )
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【最後の出産記録:立ち会いの勧め】
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大変な出産でした。
結果、吸引分娩です。
深夜1時に破水。
深夜2時から分娩。
1分毎に来る陣痛に歯を食いしばりながら、頑張れど、頑張れど、出てこない。
正直、前進してる雰囲気も全くない。
素人やからよく分からないものの、妻も弱ってきてるし、赤ちゃんも大丈夫なのかと、本気で心配し始めた頃。
朝方4時、助産師がポツリ、
「赤ちゃんが降りてこない」。
(=状況は2時間前と全く変わってない)
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夫妻、心が折れた瞬間。
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○どうすりゃいいんだよ。○母子の身体は大丈夫なんかよ。
○出産甘く見てた。
○無事に生まれて欲しいと軽々しく言ってたけど、出産甘く見てた。
○大丈夫なんか。死産もあるのか?
○いや、折れちゃダメだ。
○ほんとにしんどいんは妻や。
○まだまだや。仕切り直しや。
○なんか妻を笑かせないかな。
そんなことをグルグル考えてた。
そんな中、助け舟が来た。別の助産師さんも何名も参戦、看護師長、ドクターも参戦。
6人以上の体制になって。
緊張感が増す、と同時に、折れかけた心がどうにか立ち直る。
それでもなかなか上手くいかない。
妻、陣痛促進剤を打たれ始めた。
妻、点滴も打たれ始めた。
妻、酸素マスクもつけられ始めた。
「赤ちゃんに酸素を送ってあげるの!吸うの!」って。ほんとにヤバいんじゃないか。
吸引器投入。
妻が力を入れると同時に、
ドクターが吸引器で引っ張リ出すと同時に、
師長が妻のお腹の上に乗って全体重をかけて押し出す。
地獄絵図を目の当たりにしながら、ただただ願う。
生まれない。
繰り返し頑張る。
「オギャーァァァ!!!」
…そんな壮絶な時間でした。
だからさ、うちの場合、生まれた瞬間、
「嬉しい」とかじゃなかったのだよ。ほんっっとに「安心」した。
嬉しいとかじゃなくて、ホッとして泣けた。
妻の身体が無事だった。
赤ちゃんが生きててくれた。
ほんっと妻がよく頑張った、その言葉に尽きる出産でした。
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俺、正直、はじめは立ち会う気なかった
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でも、立ち会って良かったと心から思った。
夫婦の関係性によっては「旦那なんて要らない」「邪魔だった」とか言われることも多いみたいですꉂ(ˊᗜˋ*)
が、、、まぁ、実際、旦那が出来ることなんて大したことないよ。
邪魔しないように静かに空気になるぐらいしかないよね(笑)
とは言え、
あれを奥さん一人に背負わせるのは残酷すぎる
っていうのが、初めて出産を目の当たりにして、率直に感じたことでした。想像を絶して大変な時間だったので、ほんとに一緒に居てあげられて良かった。
当時のFacebookより
結果
当初は、夫として出産に立ち会うかどうかをすごく迷いましたが、結果的に、立ち会って良かったです。
第2子が授かることがもしあったとしても、恐らく立ち会い出産を選択すると思います。
あれを妻一人に託すのは酷だと思います。
また、立ち会う前は、立ち会い出産による夫婦関係の変化に対して目を向けていましたが、立ち会うことで変わるものは、夫婦関係というよりも、生まれてきた子供に対する感情かもしれません。
我が子がどれだけ頑張って命がけで生まれてきてくれたかは、立ち会ったからこそ実感できたことです。